MIRIN_WT’s blog

映画とか育児とかの話。

育児マウンティングの恐怖

育児マウンティングとは

育児中のだれかを見て「うちの子(孫)は〇〇なのに」などとこれ見よがしにほかの家族を否定する行為。子育て経験のある高齢者女性に多いが、たまにママ友ネットワーク内にも現れる。善意あるアドバイスならうれしいが、大体悪意が潜んでいるのでもやもやさせられるのが特徴。

★靴下の怪★

「靴下おばさん」というのは存在する。赤子が靴下を履いていないものなら「あらあら靴下履かせてないの~寒そう~かわいそう」とものすごく大袈裟に何度も言ってくる。

そう、責めるように。極寒の日ならまだしも単なる冬の1日に靴下を履かせてないだけで(落とした場合もある)鬼の首とったみたいに繰り返す。

昔は厚着が普通だが、最近は厚着は推奨されていない。もこもこと着ぶくれして顔が赤くなっている孫のほうを心配してほしい。

★しっかりしつけてるの怪★

友人の子供は少しだけお騒ぎする。そう、2,3歳児特有のお騒ぎだ。

しかし日本はしつけが甘いといわれているが、それを抜かしても「キャラクター」というのがある。うちの子はあまり外では騒がないが、同時に保育園ではやや陰キャラだし、クラスで活発なリーダーは、同時に外では声も大きいキャラクターもいる。

しかし両親ともにどちらも悩んでいて、当然外では周りの目を気にしている。

お騒ぎ過剰な時に「あらあら大変」といって一緒にあやしてくれる神(女神)もいる一方で、育児マウンティングをしてくる人もいる。

『うちの孫はほんとうにいい子でね~、静かに座ってられるのよ~』というただの自慢する人。

『〇〇ちゃん、あんな子みたいにしちゃだめよ』とわが子に性格の悪さ全開で人を馬鹿にしてしまう母親。

『どんなしつけしてんだよ!』と怒鳴る父親。

確かに独身時代私は、子供が苦手だったので、気持ちはわかる。しかし育児経験のある人間からのそういった言葉はなぜ出るのだろう?ほんとに経験してないのかもしれないし、忘れてるのかもしれない。

しかしだからといってほかの親子を全否定する権利はないと思うのだ。

 

★★★★★

さて、そうは言いながら気になることがあった。

先日グリンチ(吹き替え)を子どもと見に行ったのだが、隣に親子が座った。

しかし、子供はいい子に真剣に見ているのに、なぜか母親がめちゃくちゃしゃべってる。子供に感想を都度言っている。「ねぇーこわいね」「あれはなんだろう?」とか。

娘さんはおそらく小学生、基本的にリアクション薄いのに、続けている。

頼む、日本の映画館は「静かに」がきほんであるからして、子供が声出しちゃうとかはしょうがないと思うけど、なぜ大人の君がめっちゃしゃべるのか。教育方針なのか。

一方的にアニメを見せるのではなく親子の対話を意識しようというやり方を実践しているのか。だが、ここは映画館である。家でやっておくれ。そう何度も願った。

願いはむなしく、最後まで母親のツッコミを隣で聞かされた。苦痛だった。

その子が大きくなってSTARWARSとか見るようになっていきなり「映画館では静かにするのよ」って言ってもいまさら説得力なかろう。(←余計なお世話)

グリンチの内容は、神経質な私にはほとんど入ってこなかった。

息子は楽しんでいた。それだけはよかった。